「本当にしたい勉強」は何だろう
こんにちは、寅彦です。
今回の記事では、自分が興味のある学問について考えてみたいと思います。というのも、僕は現在まで興味を持った分野に関して割とすぐにかじってみたりしてきました。しかし、そこには常に「本当にこの分野に興味があるのだろうか?勉強してみたいと思ったのは時代の流行ゆえではないだろうか?」という疑念がありました。もともと怠け癖のある僕ですから、そのような状態で勉強が続くはずもなく、三日坊主を繰り返してきたように思います。夏休みも、勉強に没頭しようと意気込んでいましたが、結局いつものパターンにはまりつつあるようです。せっかく時間がたっぷりとある夏休みも、中途半端に勉強してたら無駄に終わってしまいます。さすがにこのままではいけないと思い、今一度自分の興味を見直してみたいと考えたわけです。
自分の興味を見直すにあたって、今回は次のような流れで進めます。
①今まで(ここでは、高校入学~現在)に興味を持った分野/ワードを羅列する。
②それぞれ、興味を持った理由を振り返り、記入する。
③理由が「流行に影響されたため」としたものを除き、残ったものをグループに分ける。
④興味の種類ごとに考察して、今後の方針を考える。
①まず、今までに興味を持った分野/ワードを羅列します。(時系列順)
・美術
・建築、空間デザイン
・経営学
・心理学
・ベンチャー
・プログラミング
・統計学
・経済学
・空間投影、立体写像投影
・物理学
・哲学
②次に、興味を持った理由を記入します。
・美術:もともと絵が得意で、授業で作品を褒められ、美術部に勧誘されたりしたため
・建築、空間デザイン:それぞれが持つ時代感や情緒に惹かれたが、つくるのは違うと思う
・経営学:企業の成功法則が知りたかったため。しかしそんなものはない。
・心理学:人間の本質を知って、コミュニケーションに応用するため
・ベンチャー:働き方にあこがれた(流行りに流された)
・プログラミング:何かを作るうえでやらざるを得ない。楽しくはない
・統計学:流行りに流された
・経済学:経済を式で表すことができるらしい
・空間投影、立体写像投影:非現実感があるため
・物理学:自然現象を式で理解できるため
・哲学:人間の本質を知りたい
③流行が原因もの(ベンチャー、統計学)を除き、残りを興味の種類別に分類します。
非現実感、趣、情緒を求める
・美術
・建築、空間デザイン
・空間投影、立体写像投影
事象の本質、法則を求める
・経営学
・心理学
・経済学
・物理学
・哲学
学問はしたくないが手段として不可欠
・プログラミング
④興味の種類ごとに考察し、今後の方針を考えます。
非現実感、趣、情緒を求める:
基本的には鑑賞者の立場にいたいのだと思う。何かをつくりたいという気持ちがあまりない。
事象の本質、法則を求める:
物事を考える際に、それが持つ要素を抜き出してパターン化してしまうのが好き。しかしもう一度具体に降りてくるのは苦手。
学問はしたくないが手段として不可欠:
しゃーない。
以上から、
鑑賞者としての僕を惹きつけるのは非現実感、趣、情緒。
学生としての僕を惹きつけるのは、事象の本質、法則。
ということが分かりました。そうすると今後勉強していく分野は、「事象の本質、法則を追い求める学問」ということになります。それはいったいどのような分野に当たるのでしょうか。
すこし調べてみると、東京大学工学部に興味深い学科があることが分かりました。その名も「計数工学科」の「数理情報学コース」です。以下にリンクを貼っておきます。
コースの説明として、次のようなことが書いてあります。
『現象の本質をモデル化し 問題解決手法を創り出す』
数理工学とは、工学的問題解決のための数理的・科学的手法を創造する学問です。
そのためには、数学や計算機科学の基礎の確固たる理解のみならず、 現象の本質を見極め定式化する知識やセンス、 さらには手法を実現する技術が必要となります。
とても面白そうだと感じました。一方で、数学(特に証明)が苦手な僕では、同じような勉強をするのは厳しいのではないだろうかとも感じました。どうなのでしょうか。
今回のリサーチでは具体的にどのような勉強をすればよいのかがよく分からなかったので、同じような勉強をする大学・学部を知っている方(特に大阪大学の読者の君)がいらっしゃれば、アドバイスを頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。